TOI-2285 b

TOI-2285 b は、太陽系から 138.3 光年( パーセク)離れた恒星TOI-2285 を周回する系外惑星で 2021 年に公開されました.
恒星 TOI-2285 は視等級 13.4, 絶対等級 10.3 です.
この恒星は太陽の 0.5 倍の質量で、 半径は太陽の0.5 倍であり 表面温度は 3491 で、スペクトル型は M4です。
この恒星の惑星系で TOI-2285 b は、恒星 TOI-2285 のまわりを 公転周期27.3 日で、 軌道長半径 0.14 天文単位 ( 20390189.8 km)で公転しています。

 

TOI-2285bTESSによるトランジット法で検出された東京大学および自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターを始めとするチームが発見した。 

公転周期は27.3日で半径は地球の1.73倍、質量は地球の19.52倍のスーパーアースで中心の恒星TOI-2285から約0.14天文単位のところで公転している。地球より僅かに大きいが、今まで発見されてきた系外惑星の中では小さいほうである。 

 

 恒星TOI-2285の表面温度は約3500Kでの赤色矮星である。太陽と比べて、半径が0.5倍、質量も0.5倍と小さい。 

  

TOI-2285bは液体の水の層が存在するのではないかと注目を集めている。薄い大気のが岩石惑星ならば水はすぐに蒸発してしまうが、東京大学の天文学者福井明彦博士は「岩石惑星はハビタブルゾーンの外に存在するとしても、水素雰囲気下で液体の水を保持する可能性がある」という。  

主星が明るいので詳細な観測が可能なため、さらなる解明が進むことが考えられる。 

惑星の内部の詳しい情報、水の存在の確認が期待される。  

(文責:石原 一真)

 
 
参考文献:
 
 
 
 
 

この惑星の詳細は以下のリンクをご覧ください。

http://www.exoplanetkyoto.org/exohtml/TOI-2285_bJP.html

投稿者: exoplanetkyo