ExoKyoto について

本データベースは、すでに存在する Exoplanet.eu, Open Exoplanet Catalogue, NASA exoplanet archive などの他のデータベースとの相互比較参照モジュールや、トランジット法のみで確認されているスーパーアースサイズの惑星についての質量推定モジュール(Weiss & Marcy, 2014)などを有し、過去のデータベースを包括した上位互換的なデータベースとなっています。

また、ハビタブルゾーンについては、Kopparapu et al. (2013) の定義の他に、太陽系相当天文単位(SEAU)などを定義し、異なるハビタブルゾーンの定義を互いに比較することができるようになっています。すでに発見されている系外惑星だけではなく、12万個以上の恒星データベース(HYGデータベースなど)の恒星データや、ケプラーフィールドの恒星群を取り込んでおり、そのほとんどすべての恒星に対して基礎恒星パラメータや推定値をもとに上記のハビタブルゾーンの計算を行っています。これにより、各系外惑星について、複数の基準での計算結果を数字と軌道図を用いて表示・比較することが可能です。

さらに、京都大学や国立天文台で発見されたフレア星や突発天体のリストや、Stellar画面を用いた系外惑星表示や周辺の恒星の表示、Google Sky を用いた天球上での惑星系の位置表示など、これまでにはなかった多様な機能も新たに組み込まれています。また、系外惑星を主星の視等級、トランジット周期、減光率、天球上での位置など、様々な条件を用いて選定し、その系外惑星や恒星パラメータの検索を行うことができます。

(Exokyoto Stellar Window)

(Stellar Windowを用いて表示したKepler-452b, 限界等級17等、ズームレベル3)

(ExoKyotoの惑星表示画面(日本語モード))

(ExoKyoto Hoststar Databaseを用いて表示したGJ876恒星系 4つの系外惑星(GJ876 b, c, d, e)と中心星GJ876, 下の4枚の図はそれぞれその大きさの比較が、下の段の4つに記されています。左からハビタブルプラネットが見つかったProxima Centauri星との比較、二番目が太陽との比較、三番目がふたご座のポルックス(Pollux)との比較、一番右側がオリオン座のリゲル(Rigel)との比較)

新しいアプリでは、メシエカタログの掲載とNGC天体の掲載を行なっています。


(メシエカタログM51)

ExoKyoto を利用することで、現在までに蓄積してきた恒星観測の情報や結果をもとに、新たなハビタブルゾーンの判定基準を加えたり、星や惑星系の進化に関する観測・議論に役立てることができるとともに、様々な研究機関での観測データを融合して、今後重点的に観測すべき天体を選定・提案することができると期待されます。各大学やアマチュア天文家の方々が、系外惑星の観測を行ってゆく上での重要なツールとして、ExoKyoto を利用していただけると幸いです。

なお、ExoKyoto のコアモジュールは C++で記載され、「系外惑星」「ホスト星」などをはじめとする様々なクラスが定義されており、今後もユーザーの要求に対して柔軟な拡張が可能となっています。ExoKyoto についての要望やお問い合わせ等ありましたら、ぜひサイト管理人まで遠慮無くご連絡ください。
サイト管理人へのメールは mail@exoplanetkyoto.org まで。

 

*「ExoKyoto」のご利用について*
系外惑星データベース「ExoKyoto」をご利用されたい方は、以下のフォーマットを mail@exoplanetkyoto.org までお送りください。(無償です;現在 Mac OS X 上でのみ作動します)

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メールアドレス:
ご利用の目的:
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ExoKyotoのご利用は無料ですが、ExoKyoto開発基金については寄付を受け付けております。
小口(千円単位)も歓迎します。

賛同いただける方は、以下の「宇宙ユニット基金」にてご寄付をお願いします。

http://www.kikin.kyoto-u.ac.jp/contribution/space/

使用方法についての解説等はこちらから。(準備中)

 

*系外惑星データベース ExoKyotoアプリケーション開発メンバー*

山敷庸亮(京都大学大学院総合生存学館;開発責任者) 全体モジュールデザインおよびC++コード作成

細野七月(京都大学大学院総合生存学館) 3D表示モジュール、惑星軌道モジュール作成
黒木龍介(京都大学大学院総合生存学館) 系外惑星・恒星テクスチャー作成
村嶋慶哉(京都大学理学部)* 惑星軌道ディスプレイモジュール設計
佐藤啓明(京都大学工学部)* ハビタブル判定式確認、データ確認
真柳和也(京都大学理学部)* Stellarモジュール開発補助
野津翔太(京都大学大学院理学研究科) ハビタブル判定式提案、恒星パラメータ推定
野津湧太(京都大学大学院理学研究科) ハビタブル判定式提案、恒星パラメータ推定
伊藤岳陽(京都大学理学部)* Kopparapu判定式導入
嶋田侑治(京都大学農学部)* 質量推定式(Larsen & Geoffrey, 2014)導入
高木風香(京都大学農学部)* 惑星・恒星テクスチャ作成
梨元昴 (京都大学理学部)* 座標変換補助、NGCモジュール
坂東日菜(京都大学理学部)* メシエモジュール補助
下崎紗綾(滋賀県立守山高校)** 系外惑星イメージ図描画
藤田汐音(滋賀県立守山高校)** 系外惑星イメージ図描画
稲垣遙 (滋賀県立守山高校)** 系外惑星イメージ図描画
清水海羽(滋賀県立守山高校)** 系外惑星イメージ図描画
前田理那(滋賀県立守山高校)** 系外惑星イメージ図描画

佐々木貴教(京都大学理学研究科) 惑星科学専門の立場から全体開発計画のアドバイス及びデザイン

*ILASセミナー<ハビタブル・アース-生命を育む地球史受講生>
**SGHスーパーグローバルハイスクール

*ExoKyotoを用いた系外惑星観測推進メンバー*

土井隆雄(京都大学宇宙総合学研究ユニット) ExoKyoto観測モジュール設計およびテスト
三木健司(京都大学大学院農学研究科)観測実施
木原孝輔(京都大学理学部) 観測実施

Publications

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